館の概要等
美術館概要

熊本県水俣・芦北地域における文化芸術活動の拠点として2001年4月に開館した津奈木町立の美術館です。第二次海老原美術研究所の所長を務めた画家の境野一之をはじめとする熊本県ゆかりの作家による作品やタイ山岳民族の衣装など約450点を収蔵しています。展覧会のほか、現代美術による住民参画型のアートプロジェクトを実施するなど、アートを通じた地域内外の交流にも力を注いでいます。
基本理念
水俣病からの地域再生と魅力ある文化的空間の創造を目的に1984年に始まった「緑と彫刻のある町づくり」の理念を継承し、美術を中心とした領域横断的な文化芸術活動により人的・文化的交流の促進と地域資源の再評価をおこない、あらゆる人々に多面的・多角的な思考を促すことで、ともにより良い未来を拓く機会を生み出す美術館を目指します。
沿革
- 1984年4月
- 水俣病により疲弊した地域の活性化を図るため町全体美術館構想を策定
- 1984年5月
- 彫刻《若い女》(岩野勇三作)を購入し庁舎内に設置
- 1984年9月
- 美術品取得基金を設置
- 1990年5月
- 美術品取得選考委員会を設置
- 1991年4月
- 境野一之の遺族から作品の一括寄贈を受ける
- 1998年2月
- 緑と彫刻のある町づくり推進計画策定委員会を設置
- 1998年8月
- 津奈木町美術館建設プロジェクト委員会を設置
- 1999年11月
- 着工
- 2000年12月
- 竣工
- 2001年4月
- 開館
施設概要
- 施設名称
- つなぎ美術館
- 所在地
- 熊本県葦北郡津奈木町岩城494
- 敷地面積
- 2008.53㎡
- 建築面積
- 691.71㎡
- 延床面積
- 819.72㎡
- 設計
- 株式会社NTTファシリティーズ
- 施工
- 株式会社植村組、第一設備工業株式会社、株式会社新星電気