入魂の宿 Nyukon House

入魂の宿 Nyukon House

熊本ゆかりの文筆家、石牟礼道子の文学に作品制作の着想を得た柳幸典は廃校となった旧赤崎小学校のスイミングプールと更衣室などの付帯施設をリノベーションすることによって宿泊可能(期間限定)な大型屋外作品《入魂の宿》を生み出しました。近代以降の人類の歩みに対する柳の本質的な問いが込められた《入魂の宿》の「入魂」は石牟礼道子が、海と天が結び合う瞬間を「海に魂が入る」と表現した詩『入魂』から引用しています。閉じられた水域である不知火海に見立てたスイミングプールに生息する多種多様な植物と生物。万物に宿る魂と学ぶべき歴史をあらためて見つめ、人類が開くべき普遍的な未来に思いを馳せていただければ幸いです。

詩 『入魂』

作家artist

柳 幸典やなぎ ゆきのり

現代社会がはらむ諸問題にユーモアを交えながらも正面から向き合う作品をつくり続けるアーティストとして、世界中で高い評価を得ています。1959年福岡県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。1990年イエール大学大学院美術学部彫刻科(コネチカット州、ニューヘイヴン、アメリカ)修了。2005-15年広島市立大学芸術学部准教授。広島県尾道市在住。第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ アペルト部門受賞。東京都現代美術館、ニューヨーク近代美術館、テートギャラリーなど30か所以上が作品を収蔵。津奈木町も2021年秋から《石霊の森》を常設展示しています。

来館案内Guideline

開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日
水曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日
観覧料
1,000円
  • 未就学児は観覧できません。また、小中学生の観覧には保護者の同伴が必要です。
場所
熊本県葦北郡津奈木町大字福浜167番地2 [アクセス情報を見る]
観覧について
以下のいずれかの方法で観覧いただけます。
  1. 前日までにウェブサイトでの予約と決済
    ※決済にはクレジットカードが必要です。 観覧のご予約
  2. 当日のつなぎ美術館受付での現金によるお支払い
    ※前日までにウェブサイトでの予約が定員に達した場合は受付を行いません。
宿泊について
ただいま、受け付けていません。受付開始はつなぎ美術館ウェブサイトでお知らせします。

アクセスAccess

入魂の宿
〒869-5605
熊本県葦北郡津奈木町福浜167番地2 Google Maps
交通アクセス
JR九州新幹線新水俣駅からタクシーで15分
肥薩おれんじ鉄道津奈木駅からタクシーで10分
つなぎ美術館から車で10分